Ⅹ期2020年4月15日~

2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

10月3日バースデーパーティ横浜ホテルニューグランドザカフェ

9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

10月24日デビットホックニー現代美術館木場

11月4日馬車道・伊勢佐木町地区ツアー不参加櫻井設計事務所

11月13日フォーシーズンズ中山  

11月14日港北区録音グループ交流会フィッシャーマンクラブみなとみらい

11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室

「盲女美術®SACHIKOが提案するデザイン」

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2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

10月3日バースデーパーティ横浜ホテルニューグランドザカフェ

9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

10月24日デビットホックニー現代美術館木場

11月4日馬車道・伊勢佐木町地区ツアー不参加櫻井設計事務所

11月13日フォーシーズンズ中山  

11月14日港北区録音グループ交流会フィッシャーマンクラブみなとみらい

11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室

「盲女美術®SACHIKOが提案するデザイン」

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Ⅶ期2006年~ →

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Ⅰ期1973年~

Ⅱ期1983年~

Ⅲ期1988年~

Ⅳ期1990年~

Ⅴ期1994年~

Ⅵ期2001年~

Ⅶ期2006年~

Ⅷ期2013~

Ⅸ期2016~

Ⅹ期2020~

© Copyright 2019  SACHIKO MUSEUM. All rights reserved. 

2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

10月3日バースデーパーティ横浜ホテルニューグランドザカフェ

9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

10月24日デビットホックニー現代美術館木場

11月4日馬車道・伊勢佐木町地区ツアー不参加櫻井設計事務所

11月13日フォーシーズンズ中山  

11月14日港北区録音グループ交流会フィッシャーマンクラブみなとみらい

11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室

「盲女美術®SACHIKOが提案するデザイン」

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Ⅱ期1983年~

Ⅲ期1988年~

Ⅳ期1990年~

Ⅴ期1994年~

Ⅵ期2001年~

Ⅶ期2006年~

Ⅷ期2013~

Ⅸ期2016~

Ⅹ期2020~

© Copyright 2019  SACHIKO MUSEUM. All rights reserved. 

2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

10月3日バースデーパーティ横浜ホテルニューグランドザカフェ

9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

10月24日デビットホックニー現代美術館木場

11月4日馬車道・伊勢佐木町地区ツアー不参加櫻井設計事務所

11月13日フォーシーズンズ中山  

11月14日港北区録音グループ交流会フィッシャーマンクラブみなとみらい

11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室

「盲女美術®SACHIKOが提案するデザイン」

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Ⅶ期2006年~ →

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Ⅰ期1973年~

Ⅱ期1983年~

Ⅲ期1988年~

Ⅳ期1990年~

Ⅴ期1994年~

Ⅵ期2001年~

Ⅶ期2006年~

Ⅷ期2013~

Ⅸ期2016~

Ⅹ期2020~

© Copyright 2019  SACHIKO MUSEUM. All rights reserved. 

2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

10月3日バースデーパーティ横浜ホテルニューグランドザカフェ

9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

10月24日デビットホックニー現代美術館木場

11月4日馬車道・伊勢佐木町地区ツアー不参加櫻井設計事務所

11月13日フォーシーズンズ中山  

11月14日港北区録音グループ交流会フィッシャーマンクラブみなとみらい

11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室

「盲女美術®SACHIKOが提案するデザイン」

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Ⅰ期1973年~

Ⅱ期1983年~

Ⅲ期1988年~

Ⅳ期1990年~

Ⅴ期1994年~

Ⅵ期2001年~

Ⅶ期2006年~

Ⅷ期2013~

Ⅸ期2016~

Ⅹ期2020~

© Copyright 2019  SACHIKO MUSEUM. All rights reserved. 

2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

10月3日バースデーパーティ横浜ホテルニューグランドザカフェ

9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

10月24日デビットホックニー現代美術館木場

11月4日馬車道・伊勢佐木町地区ツアー不参加櫻井設計事務所

11月13日フォーシーズンズ中山  

11月14日港北区録音グループ交流会フィッシャーマンクラブみなとみらい

11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

ヨコハマSASユニバーサルデザイン研究室

「盲女美術®SACHIKOが提案するデザイン」

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Ⅴ期1994年~

Ⅵ期2001年~

Ⅶ期2006年~

Ⅷ期2013~

Ⅸ期2016~

Ⅹ期2020~

© Copyright 2019  SACHIKO MUSEUM. All rights reserved. 

2025年加筆Ⅹ期2020年~2023年

2020年~2023年作品製作

X期

1.はじめに

2020年2月に日本で初めてコロナ集団感染(クラスター)が、観光船クィーンエリザベス号船内で発生した。横浜港に寄港することで、行政は感染した数百人もの乗客乗務員の対応に追われた。ニュースに日本中が注視したが、その後数年間世界的規模のパンデミックに突入するとは誰もが予想だにしなかった。三年間にわたり、緊急事態宣言や蔓延防止の下コロナが猛威を奮った。感染拡大による不安の時代が続いた。

2020年は、本来ならば東京オリンピックが開催されるはずであった。しかし、コロナ感染拡大を理由に次年度に持ち越された。

2022年3月にはウクライナにロシア軍が侵攻し悲惨な侵略戦争が始まった。当初の予想に反して戦いは長期化した。

このころから、私は作品のモチーフを変えた。身近なものが変わったからだ。例えば点字誘導ブロック・白枝・サングラスなどかつては意識するものでは全くなかった。しかし、現在はこれらは私の日常に不可欠のものとなった。作品としても2020年には点字誘導ブロックを描き、2021年は白杖を、2023年にはサングラスと瞳を作品のモチーフとして表現した。

発表作品名

●2020モダン70

誘導・・・点訳四規七則

★2021モダン71

盲女美術家GoToトラベル2020於神奈川浪裏長逗留

2022年5月モダン72

💛赤レンガ倉庫の記憶

2023年4月モダン73

♦芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

・モダン70回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

●2020年4月第70回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:誘導どこに?点字「四規七則」へ

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、クリア点字シートコラージュ

製作年月日:2019年4月1日

・モダン71回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

★2021年4月第71回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:盲女美術家GoToトラベル2020「神奈川沖浪裏」長逗留

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、京急神奈川駅内ベンチ標識などの写真のコラージュ

製作年月日:2020年4月1日

・モダン72回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

💛2022年4月第72回モダンアート展、東京都美術館展示発表

2022年5月モダンアート展京都支部、京都京セラ美術館点字発表、

作品名:赤レンガ倉庫の記憶

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニチュア額装作品のコラージュ

製作年月日:2021年4月

・モダン73回作品の写真ファイル名

ここに挿入してください。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

2.作風

盲女美術®SACHIKOは視覚障がい者になったことで、これまでに意識したこともない装置や道具に関心を持つようになった。点字誘導ブロックや白杖、サングラスなどがある。

点字誘導ブロックの組み合わせの造形的面白さや白杖、サングラスの形状美に気づく。この時期は歴史、社会、地域、心情、障がいをテーマに組み込んだ作品を制作した。「誘導ブロックと点字シート」及び「白杖と盲女美術®本人の自我像」また「幼児期の原風景とミニ額に仕込んだ眼球」をモチーフとして表現した。写真表現が主で、コラージュした「ミニパーツ額」も「神奈川駅構内の電車時間表行先表示板」などもミニ写真の切抜をコラージュした。リアルな現実を忠実に表した。歴史的社会的な姿勢を示した。

芝草にも小動物や昆虫類と同居するようなイメージで遮光レンズを描き額装して画面にコラージュした。シルクスクリーン印刷で眼を表現し瞳部分はカットしてその眼球はLKカラー洋紙を裏面に貼り付けて光沢面が画面に出るように表している。

3.製作意図・テーマ

病気が進むにつれ生きにくくなる。障がいがつらい。

障がいと共に未来を手探りでめざすしかない。見えない道でも誘導ブロックをたどればやがて目的地に到着する。白杖やガイドロボットを持てば一人で鉄道に乗り新しい土地に長逗留もできる。

この数年間は障がいをテーマに表現した。

障がい者の生きる気概を世間に表明したい。

4.テーマ設定理由

2016年~集団を離れ、個人として障がいに向き合う時間が増えた。望むのは(社会性、人との交流、多様性)だ。

触ってほしい作品を制作することで、障がい者とのコミュニケ―ションを測る。出来るはずのない平面作品を、障がいのある私の手で作り、障害をもつ人にメッセージっを伝えたい。

5.社会的背景と立場

2020年~2023年にかけて、地球規模のコロナ感染パンダミックは、私たちの生活様式を変えた。まじめで律儀な人が多い日本の国民は3年もの間マスクヲ着用し、人同士の接触を防ぐ希薄な生活を続けることになった。感染者の増幅に伴う、死者数。後遺症を抱える人が増え、常に恐怖の社会状況だった。

2022年には、地震、戦争がおこり、特にウクライナへのロシアの侵略進行の民間人の悲惨な状況は日本のみならず、SNSを通じて赤裸々に伝えられた。日本は、ウクライナに対する人道的支援が起こり、ロシアに対しては経済的制裁を行う姿勢を取った。

6.作品内容

触るための絵画、試みは作品に透明のシート点訳の貼り付け、凹凸で作品の主旨をも知らせた。レリーフの凹凸で形をあらわし、ビーズでテクスチャを味わう仕掛けを施した。具体的に制作した作品の解説をしよう。

●1.2020年制作

タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)へ」

900mm×1200mm×30mm

作品は、点字誘導ブロックをモチーフに、ユニバーサルアートの行方をテーマに制作した。リアルな写真プリントと点字文で千利休「四規七則」を作品に取り込み、点字に触れることを観客にお願いしているものの、新型肺炎ウィルスの感染防止のため、この期間は、東京都他行政より禁止されることが予想された。

★2.2021年制作

タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

 作品内容:

 京急神奈川駅の狭いホームで、白杖を突いて歩む私、 画面は、手持ち斜めの白杖と横一直線の点字誘導ブロックによる三角形の構図、その白杖の先には、葛飾北斎作の「神奈川沖浪裏」の絵画(飛び出す仕掛け絵本の一場面)を額縁入りミニチュア平面化にした小品をレリーフで表している。

神奈川駅のあたりは、宿場として、江戸時代に描かれた、ビッグウェーブの根元に位置していたと推測できるが、北斎がスケッチしたのは、ここではなく居心地の良い田中屋の一室ではなかったかと思いをはせる。坂本龍馬の妻(おりょう)が晩年に働いていた現存する料理屋である。

神奈川駅ホームをカツカツと白杖を持って、前進する私の下方画面一列に、時刻表・長ベンチ・表示板(横浜駅→神奈川駅、神奈川駅→中木戸)・駅連絡通路)など物語的に画面の横一列に模様の役割と賑わいを、「小さなパーツレリーフ」が与えている。これらの部品がいつも、一人でない私を感じさせる。落款は手すき因州和紙に押印し画面左下にコラージュした。

💛3.2022年制作

タイトル:赤レンガの倉庫展示の記憶

作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

二点透視のシャープな構図、現在は歴史的建造物の赤レンガ倉庫は、かつて祝祭日は倉庫非稼働だったため、遊ぶことさえ出来た。

♦4.2023年製作

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。製作年月日:2022年4月

7.作品技法

●タイトル:「誘導・・・どこに?、点字(四規七則)

プリント写真制作(900mm×1200mm)に、写真のパーツをコラージュ、2020年作誘導ブロックのプリントは透明塗料を塗布した。その上に透明シートに点訳した文字を貼り付けた。

技法:プリント、クリア点字シート変形含め8枚程度、点訳の実物をコラージュ。

★タイトル:盲女美術家GoToトラベル 2020~神奈川沖浪裏、長逗留

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)

> 作品サイズ:900mm×1200mm×50mm

中央のミニ額は、約 (25mm×30mm×3mm)小型額の側面には直径2mmのガラスビーズを施 している。

💛タイトル:赤レンガ倉庫の記憶2022

ミクストメディア(プリントを主とした、レリーフ作品)過去に発表した作品のミニチュアが異なるミニ額縁に収められている。額の側面にはキラキラと輝くビーズをつけた。それらは深い緑・紫、藍、茶で染められたビーズである。額の周りに施されている。

♦2023年4月第73回モダンアート展、東京都美術館展示発表

作品名:芝草2023~サングラスってステキね。わたしの眼を守ってくれるもの。~

大きさ:900mm×1200mm

技法:ミクストメディア、ミニ額にシルクスクリーン作品及び写真を額装し、芝草作品に添付。

製作年月日:2022年4月

8.発表団体と発表場所

・2019年令和元年

2月9・10日神戸アイセンターワーキングアワード授賞式MIP賞受賞

4月2日~日モダンアート協会展上野東京都美術館

7月26日~27日ヨッテクパシフィコ横浜D室展示

6月下旬以降抗LDL値投薬の副作用歩行困難のため営業活動中止

・2020年令和2年2月~コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。展示会は無観客で行ない、不特定多数の人に動画配信をした。

2月神戸アイセンターワーキングアワード授賞式入選

4月~16日のモダンアート協会展は中止、搬入済みのため図録のみの発表

7月24日~25日予定のヨッテクパシフィコ横浜D室展示コロナ感染拡大のため中止

10月20日~28日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

11月2日、3日ヨッテク、一般業者は参加できませんでした。 コロナ禍のため、ONLINE開催 

・2021年令和3年コロナ感染防止に伴い、例年予定している展示会は中止延期

全てではないにしても、作品の動画撮影を動画配信サイトから配信した。

コロナ感染緊急事態宣言期間、コロナ蔓延防止期間中は、活動に制限が設けられた。

2月22日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

4月2日~16日のモダンアート協会展上野東京都美術館

6月20日~25日、無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020、障がい者アート

8月27日朝日新聞社動画出演撮影、アトリエルーム及び外廊下通路において作品紹介とインタヴュー動画が配信サイトより放映

10月27日~31日無観客動画配信展示、ヨコハマタワーズWギャラリーA室盲女美術SACHIKOのスーパーかわいい絵画展2020秋展、障がい者アート

11月26日~3月31日、ヨッテク、コロナ禍のため、ONLINE開催 一般業者は参加できませんでした。

・2022年令和4年

2月1日書籍子どものためのアートレシピ環境と空間試作完成

2月21日第三回コロナワクチン接種

4月2日~16日モダンアート協会展上野東京都美術館

5月16日~22日モダンアート作家展京都市京都府京セラ美術館

6月カード式触覚絵本試作完成

・2023年令和5年

1月29日神奈川歴史探訪

2月4日東洋海洋大学マリンサイエンスミュージアム研修

2月1日Iseeネクストビジョンワーキングアワード入選

2月26日東京芸術劇場地下アトリエイーストアールブリュット展

3月5日三重県立美術館鑑賞会ZOOM

3月11日慶応大学三田キャンパス西脇順三郎没後40年記念フローラの旅

3月栃木県黒川付近草花採取の押し花製作

3月オーブン陶土試作開始

4月2日~16日モダンアート協会展東京都美術館上野

4月26日~沖縄研修旅行

5月14日~京都・神戸研修旅行神戸アイセンター

5月18日横浜散策

~6月末陶磁器コレクション写真開設データ処理終了

6月9日静岡県歴史研修旅行

8月20日~9月15日、肺炎のため自宅治療休養

9月25日バンカート新高島町駅

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9月30日若松河田ZOOM交流会

10月5日インフルエンザ・コロナワクチン接種中崎クリニック

10月10日日本丸~港・山下公園港街歩きツアー櫻井さんご夫婦横浜市大横浜市役所職員

10月23日フォンス相鉄線泉中央

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11月13日フォーシーズンズ中山  

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11月19日神奈川歴史探訪本郷台古民家

11月28日~29日塩原温泉栃木県

12月3日浜身連講演会ラポール横浜新横浜

12月9日「落語会」川崎アイアイセンター

12月10日華道研修健福センター桜木町

12月13日~14日箱根一の湯箱根湯本→塔ノ沢

12月20日馬車道ひだまりコンサート関内ホール

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